キスおねだり可愛い選手権 6【一織編】


「さて。全てのおねだりが終わりました。敗者復活の前に、ここで優勝者の特典の内容をちらっと公開するそうです。七瀬さん、お願いします」
「おおー!何?!豪華なやつがいいな!オーブンとか!」
「王様プリン!」
「お兄さんはビールだなー」
「ええと、行きます!……他のメンバー6人全員に、一つだけ、断れない命令ができる権利!」
「おおーっ!ある意味豪華かも!」
「これ、優勝しなければ、断れない命令をされるってことですよね……」
「えっと、あっ!それとは別で最下位チームに罰ゲームもあります!だって!」
「鬼ですか!?」
「待て、リク、今最下位チームって言ったか?」
「はい!えっと、一番合計得点の低いユニットが、罰ゲームです!」
「ミツ!ナギのおねだり絶対キスしろ!ナギも!」
「そんな不正できるか!」
「ヤマト、逆にタマキがワタシたちに一切キスをしなくなりますよ」
「あー、そーゆーことか、ナギっち、頭いー」
「Oh……言わなければよかったです」
「現時点では、MEZZO”と私たちが5点で同点、兄さんたちのユニットが4点で、接戦ですね。残る3回、兄さんと六弥さん、四葉さんはこの後キスをする側になるので、得点を伸ばす機会が1回ずつ少ない……七瀬さん。チャンスです」
「え?オレよくわかんないんだけど……」
「私たちのユニットが一番有利なんですよ」
「そうなの?やったー!」
「くそー……ナギ!敗者復活戦だ!キス勝ち取ってこい!」
「任せてください!優勝して、みなさんにはここなのコスプレ動画を撮影してもらいます!」
「チームメイトなのに素直に応援できないこと言うなよ。じゃーイチ、キス失敗の3人から、渾身の口説き文句とキスな」
「一番良かった方に1ポイントですね。みなさん、準備はいいですか?」
「うん」
「おー」
「イエス」
「そんじゃ、まずは……タマからイチへ、渾身の口説き文句。3、2、1……」


「あとでプリン一口やる。クラスの奴らには、内緒な」
チュッ


「壮五さんから一織へ、渾身の口説き文句!3、2、1……」


「いつもありがとう。一織くんにしかできないことをしてくれて、感謝しています。これからもよろしくお願いします」
チュッ


「最後ナギ決めろよ!ナギから一織へ、渾身の口説き文句!3、2、1……」


「これだけは使いたくありませんでしたが……イオリ、ここなのファーストコラボカフェ限定トレーディングアクリルスタンド幻のシークレット、カフェ制服ここなを差し上げます!」
「いりません」
チュッ

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